その486 Another Fool in Feb on April 1st
Yet another fool on April Fool !?
いえいえ、決してこの方が、foolなわけではありません。
foolなのは、geneのほう…いろいろと書き留め忘れてたのですから…。もとい。
ヴェトナムな少女と共にfi?uresシリーズ第10弾で登場したのはこのヒト。いったい何をするヒトか、みなさんすぐお判りでしたか?最近では家電芸人さんがTVでもやっているのでわかるかな?
そう、この装置、なんと落ち葉を…
…吸うのではなくて吹き飛ばすのです!!
そこ、隣の家の敷地やんっ!!
で、なぜ彼がここでヴェトナムちゃんと共に出るのか?いやこれ、ちょっとアンヴィヴァレントではあるのですが…
これ、どちらもgeneがアメリカで出会って衝撃を受けたカルチャーなのです。
確かに、言われてみればいかにもアメリカーンなこの発想。。。
とりあえず吹き飛ばしとけ…
あっちにやっちゃえ…
いえいえ、これはれっきとした、文明の利器なのです。。。
ブオーーーー
ブオーーーー
そう、カリフォルニアには、多くのヴェトナム出身者が済んでいます。サンフランシスコには、いわゆるリトル・サイゴンも。geneがはじめてフォーなる激ウマな麺を食したのは、ここカリフォルニアでした。
ところで…
なんでリトル・ホー・チ=ミンじゃなくってリトル・サイゴンなのか?
それは…かなしい歴史ゆえ。
そう、カリフォルニアに住んでいるヴェトナム出身者の多くは、かつて冷戦時代に西側の同盟者だった、南ヴェトナムの方々なのですね。。。
その後、Love & PeaceやFlowerのチカラあって、あの哀しいヴェトナム戦争は終わりましたが、北軍勝利の後、棲むところを失った南軍の人々のうちいくらかは、アメリカに移住しました。
いわゆるヴェトナム人だけではなく、アメリカやフランスに雇われたモン族[Hmong]の人々も。
ヨセミテ国立公園へのゲートシティとして知られるカリフォルニア州マーセドやフレズノは、そうした人々の一大コミュニティとなっています。
…春先に、悲しいけれど、でも人々の生を感じることのできた、話題をひとつ。
ちょうどgeneがかの地に居た頃、地元紙San Jose Mercury Newsの週末版を飾った特集が、アジア移民の家族観、という記事。なんでも、伝統的に親と暮らすことが一般的なアジア系移民、とりわけヴェトナム系の若者たちが、早くに親と離れて暮らすことがフツウのヨーロッパ系アメリカ人とのカルチャーギャップに悩み、通婚も難しいという状況があるのだとか。
異文化の交わり、その難しさを感じた瞬間でした。
そんな頃、例の戦いからずっと直行便がなかったアメリカとヴェトナムのあいだに、飛行機が飛び始めました。確かSan Jose空港からはUnitedの便が飛び立ったと記憶しています。多くの方々が、里帰りをした、というニュースを読みました。
それももう10年以上前、2002年頃?のお話。