2015年9月26日土曜日

その471 Audio Talk vol.01 

秋だ!ゲイジュツの秋だ!…というわけでさ、わたしもっといろんな音楽を聴きたいな、と思って、ヘッドホンを買いに行ったのよ。ところがさ、、、ぜんぜんわかんないのよ!

…というわけで、チャラブローノ、もといきょうはウェザリポ。教えて。


…(あいかわずザックリしているなあ、ユナ、もといきょうはジョディ、は。。。)

うん、もちろんいいけど、ジョディはどんな音楽を聴きたいの?ヘッドホンを選ぶには、「どんな音楽を」「どんな時、場所で」聴きたいか、それからみためも気にするんだったら、いや、たぶんすると思うけど、そしたらジョディが、「どんなの着けてたら楽しい気分になるか」、それから「どんな子に見せたいか」、最後に「どれだけかけるか」、つまり予算。この5つのことを決めていくと、だんだんと選べるもんだよ。ヘッドホン、それにイヤホンまでいれればホントにたくさんあるからね。

(う、、、ジョディが、ジョディが、なんだかウェザリポと親密に…。ウェザリポ、うちのバンドのサウンドエンジニアも兼ねてるだけあって、こういうことベンキョウしてるからなあ。なんか、いいとこ見せそうな感じ。。。マズいよ~。)

ん?それって例えば?

そうだなあ、たとえば…






たとえば、どんなジャンルの音楽、もっというと、どんな音を重視してる音楽を聞くか、そしてそれを部屋で聴くのか、外出中に聴くのか、そのあたりでだいたいのことは決まるね。

最近流行なのはやっぱり、EDM!とか。ハウスR&Bヒップホップなんかも含めて、クラブミュージックをノリよく聴きたいってときはやっぱり、重低音をしっかりした音圧で聴かせてくれるモデルが好まれる。

たとえば、若い人たちに人気の、beats audioのヘッドホンとかね。

beats?


そう。販売でAppleと提携してたりするし、昔の白いiPodやiPhoneとマッチしたカラーリングで、iTunes利用者には特に人気なんじゃないかな。Monster CableっていうSan Franciscoのハイエンド音響機材メーカーが作ってるんだけど、DJのDr.DreとかDavid Guettaがサウンドデザインに加わってるってこともウリにしてるね。「b」っていうロゴのついたデザインは見た目にもインパクトあるから、ファッションとしても人気になってるよ。オレはこれの初期のbluetoothモデルを持ってるんだ。

さらに重低音が好きっていうなら、ハイエンドモデルのbeats proってのもいいかもね。これ、デザインも超かっこいいし、しっかりした作りだし、ケーブルが左右どちらでも付け替えられるとか、細かなところもオススメポイントがいっぱいだよ。

あと、bluetoothヘッドホンは最近ほかのメーカーでも増えてきてるけど、外出時にもコードが気にならなくていいし、部屋でPCから聴くときにも動き回れるからベンリ。どんな時に、どんな場所で、ってのはひとつにはこんな感じで。

あ、密閉型開放型ってのも、聴く場所で選ぶポイント。電車の中とか、ヒトがいるところで聴く場合、周囲にメイワクにならないように密閉型を選ぼう。逆に部屋でしか聴かないのなら、音漏れはするけど、高音域がのびやかで、聴いていて疲れにくい開放型もオススメ。ただ、密閉型でも高音をキレイに聴かせてくれるものもあるから一概に言えないけどね。


ハイハイハイ!重低音、EDM!大好きだよー!だってボク、DJボンジョルノだから!!

(…アナスイ…なんでそんなムリヤリからもうとしているの??いませっかく話題変わりかけたのに…)

(ま、いいけどね。beatsの話、続けるか…。)ただし、こういう重低音重視のモデルは、聴く音楽によってはザンネンな感じになっちゃうこともあるね。


っていうと?

例えばジャズとかクラシックみたいに、ひとつひとつの楽器の音や、音色、それに演奏のニュアンスまでじっくりと愉しみたいとか、高音域の伸びを愉しみたいっていう場合には、こういう重低音重視、音圧重視のモデルは敬遠される傾向にある。よく、レビューなんかで、beatsみたいなクラバー市場向けの製品が酷評されてることあるけど、あれって、いわゆるピュアオーディオって言われるような、とにかく音質を追求したい!その音質のよさを実感できるような曲が好き!という、いわゆるオーディオファン、オーディオマニア的な人にとっては、こういうクラブモデルはぜんぜんダメ…ってことだと思うんだ。低音がボンボンってなるとことかね。

確かに、beatsがニガテな音楽は、ある。迫力はあるけど、音が籠ってるなって感じることもある。重低音を強調しすぎて、音の拡がりや伸びが犠牲になってるのは事実。だから、beatsを買わない方がいい人は、マニアじゃなくても、たくさんいる。



ジャズ!いいねえ。それにブルースも好きさ!でもジャズからファンクに繋がり、ハウスに繋がり、クラブミュージックにも連続的につながっていくんだけどな。求められるものはちょっと違っているんだね。

そうだね、エンリケ。音楽の源流は同じでも、やっぱりリズムやノリを重視して、電子楽器やDTMも多用して作られたクラブミュージックと、生音の生楽器中心のもともとのジャズとでは、音の愉しみ方にも違いがあるし、最適な機材も違うってことだね。


ノリは大事だ!
夏には欠かせない!
ナンパには欠かせない!


一年ぶりに登場、チャラ男の丘野陸です。みなさん覚えてる?なぜかきょうはおれはひとりで登場。カノジョの斎さんはいない模様。ゆえに!ナンパなことを言っても叱られないのだ!




ジャズやクラシック以外にも、たとえばヴォーカル、特に女性ヴォーカルの繊細な声が好きっていうひとも、重低音モデルは避けた方がいいかな。ついでに、高音にばかり気を取られたモデルもちょっとね。中高音域の伸び、とか言われる、まあ、声のトーンが聴き取りやすくて、かつ、高音ものびやかに気持ちよく、ってモデルがいいかな。






ボクたちB-BOY、B-GIRLもbeatsは好きだよ。Dr.Dreは、Snoop Dogg50 centsEminemにも関わってるんだよね。全米で第二位のリッチヒップホッパー。総資産額何と6億ドル以上!…っていくらくらい!?

でもbeatsも、このboom boom boxには負けるけどね!BOOM!BOOM!

そうだね。単に音だけじゃなくって、どんな道具を使っているかで、その人の好きなもの、カルチャー、スタイルなんかを表現するって意味では、音楽機材はいまやファッションの一部とも言える。Dr.Dreみたいなリッチになっちゃったラッパーは好きじゃないっ!って言ってbeatsを嫌うのも、まあひとそれぞれ、アリだろうね。もちろん、見た目やブランドだけじゃなくって音で選んでほしいけど、どんなに音が良くたって、自分自身が違和感感じたり、ちょっとダサいなって思うデザインだと、音楽の愉しみだって半減しちゃうと僕は思うんだ。だから、みためも大事!!


それと、みためってのは、デザインだけじゃなくて形状の実用性とも関係があるよ。たとえば、普段から帽子をよくかぶるって人。特に、ぽさっと大きいタイプとか、ツバの大きなタイプの人は、ヘッドホンは無理だよね…。そういう人は、イヤホンから選ぶことになる。ちっちゃくてもいい音のモデルはあるから心配ないよ。

あ、そうそう。beatsのイヤホンはコードがきしめんタイプ。好みが分かれると思うから選ぶときには試してみてね。





ハイハイハイ!

ここらでボクに、ヘッドホンの形状について語らせてください!題材は、DJヘッドホン!!


…いいよ。

…安南、アンタに聞いてないんだけど…

…(>_<)

ま、いいけど。



DJヘッドホン、って言われてるタイプは、形状からくる機能性がとっても重視されマス。DJやってみるとわかると思うけど、片方の耳だけでモニターして、もう片方の耳はふつうにフロアの音を聞いたりするよね。そのためには、ハウジングがくるくると回ること、その軽快さや回転角度が好みにあってるかはとても大事だし、そうした時に落っこちないように肩で挟むから、ハウジングの大きさや厚みは大事。

たとえばこれ、audio-technicaっていうコスパにとっても優れたボクの大好きなメーカーの品なんだけど、旧機種でATH-PRO500っていうモデル。いまはこの後継機種のATH-PRO500MK2ってのと、ATH-PRO700MK2ってのがあるけど、500MK2はハウジングが小さくなった分、厚みがあるように感じる。一方で700MK2はちょっとデカいんだよね、ボクには。ボク、アジア人らしく頭ちっちゃいから。

(…いや、アジア系は頭の幅はデカいぞ…)


ほかにもDJヘッドホンは、カールコードが基本だよね。ブースの中で動き回りやすく、かつ、絡まないようにね。これ、実は外出時に使う時にもベンリだよ。ATH-PROの新しいモデルはコードが付け替え「可」能になってる。カールコードってヘビーに使うとびろんってのびちゃうから、交換「可」能なのはうれしいね。

ただ、この三機種は、っていうかaudio-technicaのモデルは基本ぜんぶ、コードが左から出るんだ。DJミキサーのモニター端子って、右にあることが多い気がするんだけど…。挟むのも、右肩だし…。なんで左なんだろう。(いや、だからじゃないか?挟むのにコードがあったらジャマだからでは?^_^;)

交差するの、ボクは好きじゃないんだなあ。。その点、むかーしむかしのPioneerSE-DJ5000っていうモデルは、右から出てたし、あと、コードの付け根がくるくると動くようになってて、そもそも軽量だったし、すごく使いやすかった。ボクも友達のDJの人が使ってるのをみて、マネして買いました。そうして、舜安南からDJボンジョルノが誕生しました!!

あれに比べると、ATH-PROシリーズは、簡素でパッとみ、ファッションアイテムだなーって感じるし、音も、SE-DJ5000に比べて艶感が少なくて、ちょっとガサガサしてる。あと、iPhoneからとか、ショボいアンプから聴くともっさりしてたり。でも、これでいてなかなか、DJヘッドホンに欠かせない分解能も結構あるし、低音だけじゃなくて中音、高音、そこそこ聴けるし、見た目以上の高性能なんだ。それに何より見た目も、艶消しマットからくる武骨感といい、ヒンジや回転部分のカクカク感といい、使っててとっても嬉しくなれるモデルだね!


安南、いや、DJボンジョルノ、君もコードが右がいい派なの?確かにいま、ないよね~。

そうそう。左右付け替えられるモデルはあるんだけどね。キホン、高いのばっか。

そうだね。さっき話したbeats proとか、AKGTiestoシリーズの最上位機種のK267とか、よんまんえん以上するものね!beats wirelessはイチオウ右にケーブル刺さるけど、DJモデルじゃないし、buetoothモデルのケーブルって単なる節電用だしね^_^; 僕のオススメは、1つはbeats mixir。3万円以内で買えるコード付け替え型モデルだし、proほどではないにしても重低音好き、クラブミュージック好きにはおすすめだね。色もたくさんある。ブラックモデルは赤で「b」って書いてあるし、コードも赤!まあ、好き嫌いが分かれるかもだけど…。あと、性能の割には高い気がするなあ。あとは、MarshallのMAJORっていうシリーズも、コード付け替えができた気がするな。ちょっとあいまいだから確認してほしいけど。あとこれ、生産完了品なのがザンネン!

Marshallっていうと、あのギターアンプでおなじみの!?ボクも愛用してマス!ヘッドホン、あるんだ~

「重い~、Marshall~、運んでた腰の~♪ 痛み~、まだおーぼえーてーるのー♪」


なんか、OEMらしいけどね。

一時期、ヴィレッジヴァンガードにも置いてあったからみたことある人もいるかも。ワイヤーでフレームが作ってあったり、バンドの部分がヴィンテージっぽい感じのするレザーやデニム調とか、ゴールド使ってたりとか、いわゆるロックな感じで、まさにMarshallのターゲットにあわせたデザインで、かっこいいよ。ほかのメーカーとは一線を画してるよね。

ハウジングのサイズも小さいし、結果、軽いから、女の子にも人気なんじゃないかな。イメージビジュアルは、タトゥーのおっさんの腕で、いかにもロッケンロール!な感じでいかついんだけど^_^;




I L
RR

I love Rock n' Roll!!

ロック女子にはピッタリだね!!

アタシ、タトゥーも大好きだよ!


ギュルギュルギュルン!


ギターの泣きむせぶような音もきれいに聞こえるのかな?だとすると、ブルースのギターやハープにもいいとか…。

うん、ただロックでも、ハードロックとかメタルとかそっち方面を好きな人が高く評価してる傾向があるような気もするけどね。




MarshallのMAJORシリーズは、単にみためだけじゃなくて、音もロックに照準をあわせてたらしい。おれはまだちゃんと聴いたことがないんだけど、中音域のヴォーカルの迫力とか、はっきりと聴こえるとか、音量もちゃんと出るとか。

まあ、いわば、クラブミュージック向けの重低音ドンドンモデルと、ピュアオーディオ向けの高音伸び伸びモデルと、そのどちらでもない、第三のカテゴリーのヘッドホンって言えるかな。そんなわけでおれちょっと注目してたんだ。でも在庫残りわずかだね(T_T)


へー、おれ、さっそく聴きに行ってみるよ!

そうそう、ネットで買うのもいいけど、量販店とか専門店とかに実際に聴きに行くのはダイジだよ!



ところでウェザリポ、ひとつ聞いていい?

ん?

昨日お店に行ったらさ、"ハイレゾ対応"っていうヘッドホンがいっぱいあったんだけど…。あれって何?なんか、じゅうまんえん、にじゅうまんえん以上するようなのもガラスケースに並んでたけど…

あ、あれはねえ。。。

(続く)