その397
ん?ウシの背中に、美女?
マ、マイア!
…って、誰?
Mercuryつながりです(^_^)
水星、Mercuryこと、ヘルメス君は、神々の王ゼウスと、愛妾マイアのあいだの子。
ゼウスは正妻ヘーラーの眼をぬすんでマイアと逢引し、ヘルメスをなしたとか。
ゆえに、ヘルメスは、人を欺く才能と、閨を抜け出す脚の速さを授かりました。
「だからっ!詐欺師とか盗賊とかみたいに言わないでってば!(>_<)」
そして、そのマイアは、プレイアデス七姉妹の長女。ゆえに、おうし座の背に輝く、(gene的には)全天で最も美しい星団、プレアデスの位置に、いつも座っているのです(笑)
「5352 Summer Fairy Princess with Pegasus」より、またもやパンチラ的な妖精。そして、アフロディーテでおなじみのあの美女のトレードマークたる髪型、しかもド金髪。うーん、ハデハデです^_^; さすが、ゼウスの心をとらえただけのことはある?
あ!あれはオリオン!プレイアデス姉妹をいつも追いかけまわしている、たらしのオリオンと愛犬シリウスか!?
「こら~!」
ん?
「こら、オリオン!わしの彼女に近づくな!ぱんつを見るなっ!おまえ、ちょっと節操なさすぎだぞ!わしの娘のアルテミスのカレシじゃないのか!え?その侍女にまで手を出そうとするとは、、、」
「…。アルテミス、時々しかこないし。プレイアデスたちはいっつも手が届かないし。いいじゃないか、カワイイなって思うくらい。…ケチ。」
「おーまーえー!ブレイモノか!」
「…じじい、うるせー。ブレイモノじゃなくて、"プレイモノ"だよ…」
「おのれ!こうなったら、さそりを召喚じゃ!夏よ来い!さそりよ、天高く昇れ!」
「う、うわー!さそりはカンベン!」
「ふう、マイアよ、もう安心じゃ。若造はおっぱらったぞ。
おや?ヘルメス、おまえも実家に来ていたのか?おまえ、何やら氷も持ってるそうだな。よくアポロンのやつに溶かされないな。さてはおまえ、手品の才能もあるのか?」
「…。」
※NASAの探査船Messengerが、太陽に最も近い惑星たる水星にも氷があるらしいことを確認!
(はー。王はわたくしに優しいのだけど…、ホントウのわたしを知らないわ。わたしはもっと、自由な女なの。あー。冒険がしたいわ。ウシの背中は、もう飽きたわ。もう夏だし、海に行きたいわ。)
(…モウ~(T_T))
「おいで、アルデバランっ!わたしを海に、連れてって!!」
「…モ、モウ~。(ゼウスにばれたらシャレじゃすまないぞ…。めんどくさい姫だなあ。それもこれも、あの暴れ者の親父さんの血か?)」
「ごちゃごちゃ言ってないで、行くわよっ!ヘルメス、おまえも来なさい!」
「え、え~?海?それならカプリコーンのパーン、やぎ座のアイツに頼みなよ~。」
「えーい、うるさいっ!行くわよ!」