その225
東西南北の<<四海皇>>、アレー・ヴァン、エイト・ザ・ノットイコール、トロ・デストラーダ、プリンス・メイソンと女帝レディー・ジョウガ。あるいは
大納言大伴御行、庫持皇子こと藤原不比等、右大臣阿倍御主人、石作皇子こと多治比嶋とかぐや姫。
南北合従。
アバレウミハイエナ、アバレウミイグアナ、アバレウミライオンも合従。
「いいから早くツバメを連れてきなさい!若いツバメじゃなくって、キャプテン・ジャック・燕を!」
アバレウミハイエナ、アバレライオン、アバレアカウミヘビも連衡。
「もちろん子安貝付きでね!♪」
女帝はキビシイお方。でも、メロメロぞっこんな貴公子、もとい、海賊皇たちはどんな困難な試練でも受けて立ちます。われこそが、レディー・ジョウガの寵愛を得んがために!
うーん。けなげだ。
しかし、レディー・ジョウガの心は、彼らの上にはありません。。
彼女はただひたすらに、平和の海ことオケアノス・パシフィカを平らげ、さらには月の海へと還ることだけを夢見て…。
うーん。むじひだ。
そんなこととは露知らず。
きょうも征く征く、<<四海皇>>!
うーん、あわれだ。
平和の海は、まだ遠い。
月の海も、まだまだ遠い。