2014年8月31日日曜日

その229 

「やくたたずーーーっ!」

「うわーっ。

やーらーれーたー。」


「はあ…。

やっぱり、キャプテン・ジャック・燕

伝説の海賊と呼ばれるあの男しか、頼りになる者はいないのね。

燕を探さなければっ!」



意気消沈のレディー・ジョウガ。

その理由は?



<お宝 ショウタイム>

レディー・ジョウガ「ところであなたたち、カンジンの宝は、ちゃんと持ってきたんでしょうね?

まさかてぶらでのこのこと帰ってきたわけじゃあ…

…ないわよね?」




四海皇「と、当然だっ!これを見ろ!」


「…。」

「…なにこれ。」




西の海皇アレー・ヴァン「わたしからはこちらだ、姫。受け取っていただけるか?」

レディー・ジョウガ「…。これは、、、『龍のクビ ドタマ』でしょ!?わたしが言ったのは、『龍の頸の珠』よっ!

ある意味すごいけど、でもきもちわるいわっ!」

アレー「う、ち、違うのか…。ショボン。」

北の海皇エイト・ザ・ノットイコール「ふふん。おれさまはほかのやつらとは違う。ちゃんとお望みのものを持ってきたぞ。ほら、どうだ?」

レディー・ジョウガ「…。これは、、、たしかに『玉の枝』だけど、、これがホントに『蓬莱の玉の枝』なの?あやしいわ。証拠は?」

エイト「あやしくないぞ。ちゃんと文献に載っている通りに職人たちに作らせ…あ、いや、ゴニョゴニョ。」

レディー・ジョウガ「ニセモノなのねっ!ズルはキライ!」

エイト「ああ、口が軽いがゆえのシッパイ…。」

東の海皇トロ・デストラーダ「やれやれ。ワカゾウどもは情けないな。四海皇筆頭と呼ばれたこのわしは、違うぞ。さあ、姫、これを見よ。」

レディー・ジョウガ「問答無用でダメだわ!単なる「火」と「鼠」じゃないっ。どこが『火鼠の皮衣』なのよ!努力の跡も解釈の工夫もみえないわ。」

トロ「う、うぬ?ち、違うのか?昭武九姓がひとつ史国ことキシュ、シャフリサブスまで採りに行った火なんだが…。やれやれ…。」

南の海皇プリンス・メイソン「はっはっは。おれは一番遠くの海まで行ったからな。これこそホンモノだろう。さあ、姫、ホンモノのブッダのスカルを探し出してきたぞ。仏舎利ってやつさっ。」

レディー・ジョウガ「キャー!さらにきもちわるい!何が仏舎利よ!あの集めたら何百人分にもなるってウワサのあれでしょ?ぜんぜんダメ。ニセモノよっ!」

プリンス「い、いや、確かにホンモノだって聞いたんだが…。アナンダってやつに…。」

「ばかー!みんなキライよっ!帰って!」

「はあ…。

やっぱり、キャプテン・ジャック・燕

伝説の海賊と呼ばれるあの男しか、頼りになる者はいないのね。


燕を探さなければっ!」



(ネックレスとブレスレットの向きをなおしました。)