その229
「やくたたずーーーっ!」「うわーっ。
やーらーれーたー。」
「はあ…。
やっぱり、キャプテン・ジャック・燕。
伝説の海賊と呼ばれるあの男しか、頼りになる者はいないのね。
燕を探さなければっ!」
意気消沈のレディー・ジョウガ。
その理由は?
<お宝 ショウタイム>
レディー・ジョウガ「ところであなたたち、カンジンの宝は、ちゃんと持ってきたんでしょうね?まさかてぶらでのこのこと帰ってきたわけじゃあ…
…ないわよね?」
四海皇「と、当然だっ!これを見ろ!」
「…。」 |
「…なにこれ。」 |
西の海皇アレー・ヴァン「わたしからはこちらだ、姫。受け取っていただけるか?」
レディー・ジョウガ「…。これは、、、『龍のクビ ドタマ』でしょ!?わたしが言ったのは、『龍の頸の珠』よっ!
ある意味すごいけど、でもきもちわるいわっ!」
アレー「う、ち、違うのか…。ショボン。」
北の海皇エイト・ザ・ノットイコール「ふふん。おれさまはほかのやつらとは違う。ちゃんとお望みのものを持ってきたぞ。ほら、どうだ?」
レディー・ジョウガ「…。これは、、、たしかに『玉の枝』だけど、、これがホントに『蓬莱の玉の枝』なの?あやしいわ。証拠は?」
エイト「あやしくないぞ。ちゃんと文献に載っている通りに職人たちに作らせ…あ、いや、ゴニョゴニョ。」
レディー・ジョウガ「ニセモノなのねっ!ズルはキライ!」
エイト「ああ、口が軽いがゆえのシッパイ…。」
東の海皇トロ・デストラーダ「やれやれ。ワカゾウどもは情けないな。四海皇筆頭と呼ばれたこのわしは、違うぞ。さあ、姫、これを見よ。」
レディー・ジョウガ「問答無用でダメだわ!単なる「火」と「鼠」じゃないっ。どこが『火鼠の皮衣』なのよ!努力の跡も解釈の工夫もみえないわ。」
トロ「う、うぬ?ち、違うのか?昭武九姓がひとつ史国ことキシュ、シャフリサブスまで採りに行った火なんだが…。やれやれ…。」
南の海皇プリンス・メイソン「はっはっは。おれは一番遠くの海まで行ったからな。これこそホンモノだろう。さあ、姫、ホンモノのブッダのスカルを探し出してきたぞ。仏舎利ってやつさっ。」
レディー・ジョウガ「キャー!さらにきもちわるい!何が仏舎利よ!あの集めたら何百人分にもなるってウワサのあれでしょ?ぜんぜんダメ。ニセモノよっ!」
プリンス「い、いや、確かにホンモノだって聞いたんだが…。アナンダってやつに…。」
「ばかー!みんなキライよっ!帰って!」 |
「はあ…。
やっぱり、キャプテン・ジャック・燕。
伝説の海賊と呼ばれるあの男しか、頼りになる者はいないのね。
燕を探さなければっ!」
(ネックレスとブレスレットの向きをなおしました。)