その167
さかのぼること30年。ここはウェストショア65…。ここでもなにやらブロックをツイテいる二人が?「おーい、gene。ちゃんとまっすぐ載せろよ。水準器、使ってるか?」
「こういう感じ?」
「4138 工事現場コンパクトセット(add-on)」
なんと、ブロックが大量に入った超オトクなセットです。工具も満載。6339よりもちょっと多くなってます。
「おう、そうだそうだ。まっすぐな。落ち着いてやれよ。」
「りょうかーい。」
「…返事だけはいいからな、こいつは。
こらこら、腰が入ってないぞ~」
「よし。一段積めたぞ。
とうさん、これ、何造ってるの?」
「なにー?昨日の夜、設計図をおまえにも見せただろ?覚えてないのか?」
「ご、ごめん。。違うこと考えてたから。。。蝦夷とか鎌足とか。。。」
「まったくなあ。」
「ほれ、こっちは塀だな。ぐるっと敷地を囲うようにブロック塀をつくんだよ。」
「へー。」
「…。gene、おもしろくないぞ。」
「でな、そのカドのところを活かして、小屋を建てる。自転車をしまったり、工具をおいたり、ちょっとした作業をしたりするような小屋だな。」
「こやー。」
「…。意味になってないぞ。それがあれば雨の日でも外で作業できるしな。」
「ペタペタ。ペタペタ。
この三角の鏝(コテ)はおもしろいね。」
「ほれ、腰。ちゃんと姿勢良くしてやってないと、腰をわるくするぞ。前かがみにならずに、腰を落として作業しな。」
「このカンバンの人も腰が落ちてないね。」
「…いらんこと考えんでよい^_^;」
「どうだ、オヤジ!
ここまで造ったぞ!
おれさまに、ついて来れるか!?」
「コラっ!バカ!おまえ何やってんだ!
ついさっきついたばっかりのブロックだろ!?セメン(ト)がまだ乾いてないだろーが!
あぶないぞ!
それにその後ろには…」
「平気だい!
あ!!!」
「おーい!」
「う、うわー!
い、イテーー!!
なんだこれ!?」
「何か刺さった!シリに刺さった!
イッテ~!!
うわ、これ、サ、サボテンだ~!」
「だーかーらー。
遊ぶなって言ったろーが。安全第一。無事故が大事。」
「ムジコの世づくり、大化の改新…。」
「なんのこっちゃ。
サボッてんじゃないぞ。」
「う、う、おやじ…おもしろく…ない。」
「とにかく、助けてください。もうしません。もうわるさはしません。まじめにやります。安全第一。だから助けて~」「ちゃんとやらないと手伝いさせないぞ。」「ほーい。」
こちらのセットに同梱されているのは7種の工具とそのボックス、そしてバケツ、ジョウロ、一輪車、つまり猫車、通称"ネコ"。そして工事中キケンの立て看板。
工具は6339と比べて、手斧がひとつ追加されています。あ、シッパイ。水準器を写真に捉えていませんでした^_^;こちらのセットにも6639と同じ水準器が入っています。
ブロックはベースと一体になっているものと、その上に追加していくことのできる単品ブロックとがあり、単品のほうは穴が開いていてプレモが手に持てるようになっています。すばらしい!
"ネコ"は6339と色違いになってます。
サボテンは別売り。ウェスタンセットから持ってきました。これ、しょうもないコントになってますが^_^;、半分実話です。
このようにして造った親子手作りブロック塀。その向こうには草ボウボウな空き地があり、いつも塀からエイっと飛んで遊びに行ってました。バッタとかカマキリとか採りに。
ある日、エイっ!とジャンプしたら、なんだかふんづけてコケてしまい、イッテ~!!
なんと転んだ下にあったのは、ごっついトゲを持ったサボテンの鉢。キンコウマル的なほわほわサボテンではありません。硬い硬いトゲの大物。
geneがいつもその塀を乗り越えて飛んでくるのを嫌がっていたらしきお隣さん(空き地とは関係なし)が、空き地に鉢を仕掛けたらしい…。。。気付かず飛んだヨ…
ていうかこれ、やりすぎだろ!いまなら事件だぞ!(笑)
geneは昔から、クリを蹴ってハリが刺さったり、サボテンのトゲがシリに刺さったり、いろんなものに刺さりやすいこどもでした…。はい。