2015年3月21日土曜日

その368 

Vernal Equinox!!

3月21日、春分の日。

昼と夜が等しくなる、節。


そして

第二の春の訪れ。


こちらは?

シカのツノ、左手のヘビ、とくれば、胡坐はかいていないものの、、、そう、ケルヌンノスです!

Cernunnosは、ケルトの伝承に伝わる、旧き旧きヨーロッパの大地と森林の神。


「5104 たき火(LED)と原始人」より。左手のヘビと右手の謎の装飾品はカスタム。ケルヌンノスカスタム。






『純潔のマリア』にも登場し、その姿はオープニング映像の中にも。デンマークで出土した紀元前1世紀ごろの品、いわゆる"グンデストルップの大釜"に彫られている半獣半神の姿です。

大釜のレリーフを再現してみたのがこちらの写真。神の背後にいる獣は、尾の形からネコ科か?イタチ科か?とも思いましたがひとまずこれで。何らかの肉食の獣っぽいです。

ヨーシヨシヨシヨシヨシ!



『マリア』だけでなく、『七つの大罪』でも、女神族と人間族を結ぶ通信手段として、"ケルヌンノスの角笛"が登場しました。

ただ、あのツノは山羊の角でした。"グンデストルップの大釜"に依れば、ケルヌンノスの角はシカのツノ。つまり、hornではなく、antlerということになります。

極東でも、antlerは信仰の対象。藤原氏の氏神とも言われる春日大社の鹿は、東大寺の庭で有名ですが、あれを歩いて連れて行ったと言われるのが鹿島神宮の鹿。そう、鹿島アントラーズのantlerは、ここから来ています。