2015年3月1日日曜日

Good-Bye Winter Special - the first 

The Ice Age has gone..

To celebrate 
 the upcoming spring!

Grandma and Mom together.

Bringing kids up.

Befriending with the relatives.




ふとしたことで、ずいぶん前に録画していた『BBC地球伝説 - 今よみがえる氷河期の動物たち 1 緑の楽園, 2 氷の世界, 3 生存への道』を一気に観ました。

めずらしく英語で。はい、ブリティッシュイングリッシュへのニガテ意識を払拭するために。アメリカンイングリッシュに比べてブツブツと途切れるあの癖に慣れるために。。。

しかし、ナレーションはBritishぽいですが、登場する学者の多くはAmericanなんですよね~^_^;

でもまあ、ベンキョウになりました。


で、そこで得た、新たな情報。

マンモスについて。

そもそもマンモスって、みんな毛が長いわけではないんですよね。

いわゆるわれわれのイメージするマンモスは、Woolly Mammoth。すなわち、ケナガマンモス。


シベリアを中心に、ヨーロッパからアジアまでのステップ地域に棲んでいました。

しかし、アメリカの氷河の南に棲んでいたコロンビアマンモスは、決して毛が多くはなく、そして体躯はWoolly Mammothよりも更に巨大だったそうです。それは意外。

そして…



なんとユーラシアのWoolly Mammothは、氷雪の上で生きていたわけでもなく、氷河期(最終氷期)の終了によって温暖になって氷雪がなくなったから滅んだわけでもないそうです!

彼らが暮らしていたのは、ユーラシアの東西に拡がり、地続きだったベーリング海峡を越えてカナダのユーコン準州まで続いた、いわゆるマンモス・ステップ。

ここは、緑の草に覆われた広大な平原だったそうです。

氷河期(氷期)には、極地において氷が巨大に発達。これにより地球上のH2Oが固体として存在する率が高まります。すると起きるのは、雨や雪の減少。マンモス・ステップでは、あまり雨が降らないために樹々が育たず、代わりに丈の短い草がたくさん生え、冬になっても雪が降らないために氷雪に覆われることもなく、青く澄み渡った空を望む、そんな土地だったそうです。

うーん、白いテーブルの上じゃなくて緑のマットの上で撮影すべきだったか^_^;


マンモスやケサイ(Woolly Rhino)は、そんな土地に適応した巨大な獣(Mega Fauna)。


しかし、やがて最終氷期は終わりを告げ、極地の氷が解け始め、次第に雨や雪の量が増えたことによって、マンモス・ステップは姿を消します。そう、草が減り、森林が現れたのです。また冬には、わずかな草原も深い雪の下に沈むようになりました。

大絶滅時代のはじまりです(T_T)


ただ、それでもマンモスは、氷河期の獣の中で最後まで残っていた種のひとつでした。

ロシア北東端にあるウランゲリ島。なんとそこには約4,000年前、つまり紀元前2,000年くらいまではマンモスが生存していたんだそうです。エジプトのピラミッドよりも最近。中華の文明の萌芽よりも最近です。列島は縄文時代の、だいぶ終わりごろ。

まじか~

映画『紀元前一万年』にて、エジプトで巨大建造物を建てている権力者とマンモスハンターが同じ映像に収まっているのになんとも居心地の悪さを感じていましたが、実はあれは正しいのです。まあ、当時あんなすげー旅をしていたかどうかは別にして。。。^_^;

北欧神話の巨人たち。ギリシア神話の巨神たち。大地の源となったとされる巨人たちの骨。北方に多いこれらの巨人伝説ですが、案外それは、ヨーロッパやシベリアでみつかる、巨大なマンモスの骨が遠因かもしれません。※ただしウランゲリ島のマンモスは島嶼に適応して小型化し、体高1m程度でした。


そしてその頃・・・