2015年3月1日日曜日

Good-Bye Winter Special - the third 

Grandmother Hypothesis!?


The hypothesis that rationalizes the reason why grandma can exist even in the competitive nature world.

At the same time, this theory tells how grandma can make human-being successful and survived...



人類は、-恐らくはネアンデルタールも-、おばあちゃんの存在によって成功したという仮説があります。

いわゆる、「おばあちゃん仮説/ Grandmother hypothesis」です。





以下、うろ覚えな解説ですが…(正確な情報はリンク先をご参照ください。)


ヒト科ヒト属の獣は、徐々に徐々に、その大脳とくに前頭葉を発達させる形で進化してきました。そしてそれはすなわち、頭部の巨大化を意味しました。

頭部の巨大化。胎生である哺乳類にとってある意味悪夢ともいえるその進化…。


そう、、、出てこない…(T_T)。。


…だけではありません。

ガゼルやウマなど多くの植物食の獣が産まれてすぐに眼を開けて活動を始めるのに対して、人類の幼体は、長いあいだ眼も開けず、歩きもせず、親にしがみついている始末。。。

そう、頭部が大きすぎるので、種として早産の傾向にならざるを得なかったのです。

ヒト、みな、早産。

その結果、困ったことが起きました。

産まれた幼体を育てる必要があったのです。それも、永きに渡って。

現代でも、託児所の不足や仕事との両立のために育児はタイヘンなことですが、太古の世界では更にタイヘンでした。何せ、食糧の確保もしなければいけないし、キケンな獣からも身を守る必要があったからです。

とてもではありませんが、母親と父親だけではこどもの面倒を見きれません。

そこで登場したのが!


おばあちゃん!!!


人類は、他の獣と違って、雌が生きている間に繁殖能力を失う、言い換えると、閉経後も生存を続けるという特性を持っています。ふつうに考えるとその特性は自然の中において不利なはず。なぜそんな存在が登場したのか?なぜこんなにも長命なのか?


そう、そんな長命の雌が果たした重要な役割こそ…

ドンドンドンドンドン!

おばあちゃん!!

そう、ヒト科の獣の中でもとりわけ大脳と頭部を巨大化させたHomo Sapiens Sapiensは、母親に加えておばあちゃんが育児に参加することによってはじめて、早産で未熟児的に産まれてくるこどもの世話が可能になり、より一層、大脳を発達させ(てデカい頭で幼体を出産す)ることができたのだ、あるいは逆にそのような繁殖形態を持ったがためにおばあちゃんという存在が群れの中において重要になり生存可能になったのだ、というのが、「Grandmother Hypothesis」およびその周辺の考え方です。


ここでは双子なので二人で背負っているようにみえますが^_^;、決してそうではなく、一体であっても、複数の雌によって育てられたというのがこの説。

そして"おばあちゃん"とは、必ずしも血縁関係のあるおばあちゃんだけではなかったのでしょう。

考えてみれば、乳母も託児所も保育園も学校も近所のおばちゃんもみな同じ効果。


社会によって幼体を育成する獣。それがヒト。