2015年8月1日土曜日

その438 AUGUST ISLAND 

夏…

八月…

旧名、葉月…



秋津洲に…

夏が来たりて

去りてゆく…

秋津洲とは?

極東に存在する、とある列島。
大きな四つの島からなる島嶼。


その、最も大きな島を古来、
秋津洲(あきつしま)と
呼び習わしてきました。

そう、秋津とは。

蜻蛉、

トンボのこと!


この妖精、珍しい、翅がトンボになっているんですねー。これまでも、トンボを持った妖精は何度もあったのですが、トンボの翅の妖精っていましたか?

というわけで、使いあぐねていた件のアクセサリートンボ(デカい!メガニューラか!?)を二匹持たせて(うちひとつは、宝玉の杖に強引につけています。)、トンボの妖精の出来上がり^^

ワラワ ハ…
  …イザナミ
 オホヤシマ ノ 
  アキツシマ ノ メガミ ナリ…

   …アハシマ ヤ アハシマ ヤ…  (ん?イザナミはアキツシマの親か…^_^;)


「5370 トナカイ(?)と妖精(special plus)」




極東における先行発売(?)で入手したため、まだ和名がわかりません^_^;そればかりかUK、USでも未発売なのか、5370でぐぐってもドイツ語かネーデルラント語しか出てこないが、どうもトナカイらしい^_^;

でもここでは、奈良の春日のお社に居ます、あるいは常陸の鹿島のお社に居ますその子孫。古来の神、鹿の、しかも白き鹿のお子さまということで。ゆえに、お神酒も備えています。ただし、白鹿ではなく^_^;、奈良は吉野から、美吉野醸造さんの、花巴シリーズ。神社好きなら知っている橿原神宮駅から近鉄吉野線でえっちらおっちら南下したあたり、吉野神宮の近くにある蔵元です。新たに、微発泡の純米大吟醸Splash!を購入しました。(そしてすでに飲み干しました^_^; 西のお酒っぽく、濃くてわりともっちゃりしているので、ロックでも楽しめる日本酒です!)

あ、、思いがけず、神社話が^_^; geneが好きな大手の(?)神社は、同じく奈良の大神神社と吉備の兄弟神社、吉備津彦神社@備前&吉備津神社@備中です。東京では明治神宮と奥多摩にある名称失念の小さな小さな神社^_^; (いまぐぐっててみつけた、東京都檜原村九頭龍神社。これ、ちょっと行ってみたい。。)


秋津洲。

現在の和名、
本州。

なんと、
英語でもHonshu。

Honshu islandとかではないんですねー。世界のの中で、大きさは第7位、人口は第2位。

どうも、この列島って、「小さな島国」とかみずから名乗っていますが、実際にはかなり大きな島々なんですねー。

ヨーロッパの国々と比べたら、国としてもかなり大きい。例えばグレートブリテン島は面積第9位。小さいことを言い訳にしたいのか、小さいのに、と自慢したいのか、ともかく、そういう文化的な背景を踏まえて、「小さい」と言われていますが、実際はでかい。

海も含めたら更にデカい。

カメよ。噛め。噛んで醸せ。噛んでカム、神。口噛みの酒。
食んで食む食む ハミ、ハブ、ヘビよ。 神の社に おわしませ♪

ちなみに、面積ではスマトラ島が第6位、人口ではジャワ島が第1位(なんと1億5千万人以上!)と、いずれもインドネシアの後塵を拝しています。競うことではないですが^_^;、ライバル、インドネシア!

ちなみに面積の最大は

答えは、このブログでも、ヴァイキングネタでしばしば登場するグリーンランド。ほとんど人は住んでいませんが、面積はでかい。というか、グリーンランド以下のサイズを島、オーストラリア以上のサイズを大陸、と称しています。

以下、ニューギニアボルネオマダガスカル、カナダのバフィン島と続きます。うーん、なんだかインド洋と北大西洋に集中しています。



さて。このトンボ島。

トンボが多かったから、ということですが、、それって、同じ列島のほかの島に比べて、なんでしょうかね?そもそも、最も大きな島。わざわざトンボの数でいいますかね?

可能性一、実は当時の言葉ではトンボって意味ではなかった。

可能性二、外の世界から来た人が、うぉっ、なんかトンボめっちゃおる!って思った。

geneは可能性二を支持します。神話を紐解いても、また、考古学的な証拠をみても、分子生物学及び人類学の成果に学んでも、この列島にはかつて何度も、大陸から、海から、人々の移住がありました。

神話の解釈から、なんとなく、大陸または半島から人が来たんだろうなーと思っている方はもちろん多いと思いますが、geneが面白いなと思ったのは、岡田英弘さんが書いた『倭国の時代』でしたか。『マレー年代記』との対比で分析する、科学的な古代史。その明晰さ、鋭敏さ、これまでになかった歴史学。感動を覚えました。倭国は、、、大陸から来た商人たちの居留地が元になってできた!うーん。これまで、どうしても神話の美麗な描写に捉われ、また、軍事重視、政治重視、経済軽視の歴史教育の影響からも逃れられず、どうしても半島からの移民団、軍事的征服を想定してきたgeneでしたが、なるほどーと。

[ここからgene説^_^;]

そう言われてみれば、倭国大乱にも重なるあるいは先立つ後漢時代。時の政権は、前漢の塩鉄論でよく知られる塩と鉄の専売制を再び敷いていました。当然、密売が横行するわけですが、密売人も仕入れルートが必要です。そして、この列島は、瀬戸内海岡山県と太平洋宮城県に集中する塩釜神社(文字は様々です)、あるいは香取の海の製塩など、塩の生産がこの頃から(?)盛んになっています。同じく岡山県は有数の砂鉄産地である中国山地からの河川交易(桃太郎のアレです)を通じて、恐らくは塩と鉄の集まる地。記紀に書かれた八つの島(いわゆる八洲-やしま-)として秋津洲と同列に、小さな小さな半島である吉備小島(児島)が登場するのも、そう考えるとしっくりきます。

塩と鉄の築いた列島史。『Guns, Germs, and Steel』なる書物は、レビューを読んであまりにヨーロッパ文明至上主義史観なのにがっかりして読んでいませんが、、いわば、「Salt, Steel and Dragonfly」!

奈良県フィーチャー。列島古代史フィーチャー。

夏の夜。