2014年5月31日土曜日

その157 

最近の展覧会続きをフィーチャーして…

絵師三部作(予定)。

第一部は、「figure series 3 ボーイズ 6 カンフー」による、『風神雷神図屏風』制作の図。

金箔を含ませた筆を構え、構図の推敲に余念がないのは、俵屋宗達か!?



ツルツルです。

悟空の友達で、人類最強の戦士のあの人ではありません。

ええ、服も亀仙流と同じ色ですが。

ええ、確かにハナがありませんが。
華ではなくて、鼻ね。

下に、風神雷神、くっきりとあります。










風神雷神の図がこうして並んで描かれるようになったのは実はかなり旧く、すでにガンダーラや中央アジア仏教の時代には存在していた構図のようです。

しかし、風神と雷神。仏教では存在していないようにも思います。

むしろ、古代中国の伝説に出てくる風伯と雨師のよう。

(古代中国の伝説に興味がおありの方は、"pax fantasica"、5月演目、周の穆天子伝もよろしく~。)


風神「おい、宗達さんよ、このくらい離れればいいのか?」

宗達「うーん、もちょっと。もうちょっと、、、あ、そうそう、そこ!」

雷神「こまかいな~」


プチカスタム、絵筆は実はネイティブアメリカンのトーチと呪術の道具^_^;

風神雷神は、海洋堂の名画立体化プロジェクトより。東博で販売中(だと思います。)