2014年5月31日土曜日

その158 

絵師、二人めは…

!?

ぼんやり浮かぶあのサムライはいったい?

靄がかかった幼き記憶にあるのは、プレートメイルに身を固めた偉丈夫、南蛮の伴天連?そして…

父?

「figure series 2 ボーイズ 11 拳法家」による、『洛中洛外図』制作の図。

そう、岩佐又兵衛、またの名を荒木村重が子、荒木又兵衛。




戦国の奔流に流され、そして絵師となった男。猛々しき男たち、女たちのいきいきとした姿をその筆で写し取り、後世に伝えた男。

岩佐又兵衛とは。

著名な『舟木本 洛中洛外図屏風』の制作者と考えられる16-17世紀の絵師。

その父は、第六天魔王こと織田信長の家臣として仕え、そして叛旗を翻し、そして散った、荒木村重。2014年NHK大河ドラマ『軍師 官兵衛』にて、その生き様が詳細に描かれてますね。明日は遂に…。


父が三木合戦を抜け、信長に対して兵を挙げたとき、末子とされる又兵衛はまだ幼かったようです(二歳とか。孫説あり)。

よって、父の記憶をはっきりと持っているのかどうかわかりません。ゆえにおぼろげな「4748 侍(special)」が村重役。

乳母の機転により助かり、キリシタンとなっていた母方の姓を名乗って岩佐又兵衛と呼ばれます。

信長の子、信雄に文化芸能をもって仕えたそうですが、信雄失脚後、京にて絵師の仕事を始めます。

この絵、なぜか敵の信長(「3319 ドラゴン軍の騎士と家来」から騎士)ははっきり^_^; 信長ってホントによくある描写のプレートメイルを着込んだのでしょうか。彼のサイズに合うものは特注しない限りないと思うのですが…



母を信仰へと導いたとされる、伴天連の人。と、随行のイスパニアの戦士。

「fan park マルタ限定品 マルタ騎士団の司祭」からロマンスグレーのヒゲと髪、そして特徴的な羽根帽子をとって、かわりに海賊のボウズ頭を着けました。黒い部分はホントは鉢巻で、裏に結び目がありますが、ここでは髪型と思ってください。有名な、ザビエルヘア。

ただしこの方はルイス・フロイス、もしくはオルガンティノ神父です。


プレモには「3631 伝道師」と呼ばれる、そのものズバリ ザビエルヘアな方がいるのですが、この方はどうもルター派カルヴァン派の新教の牧師な気がするので、イエズス会士にはしませんでした。ということで、カスタムザビエルヘアです。新教側の人はまた別途、ヨーロッパ中世でも創りましょう。

イスパニアの騎士はもちろん「4742 コンキスタドール(special)」。こちらはそのまんま。その背後には種子島がらみのポルトガル海賊役でしばしば脇役出演する海賊プレモと宝箱、そしてスペインのシェリーMANZANILLA AURORA。マンサニージャってオリーブとかにもありますよね。地域名?(今回は時間の関係で調査中断^_^;)


『二寸半 洛中洛外図』、完成~

「figure series 6 ガールズ 5 チャイナガール」のおさげとうちわを外してお市さま。そしてそれに憧れのまなざしを送る、あの人。

信長が召し抱えたとされる南の大陸出身の人も参加。「4685 アフリカの戦士(special)」カスタムです。遠くまできたねえ(というか後ろのコゾウに連れてこられたというか。。)

こ、このシーンは?(つづきは次回)

そして、世界は交わった。

東の果ての、ある島で。




(髑髏はあれです、あれ。伴天連さん関連ではなく、後ろの魔王さま関連。お市さま関連。

ホントなら趣味ワル…。)