2014年4月13日日曜日

その123 

みてんじゃねー!的なこの方も、Collectaの2014年新作。そして力作。相変わらずマニアックです。

「Collecta 88656 タスマニアデビル」

ちっちゃいのにかなり造りこまれています。表情、動き、特徴ある白い輪っか、素晴らしいです。

対するこちらも新作。こちらもマニアック。

「Collecta 88651 ヒクイドリ」

まあ、造りは普通かなと思いますが、こうして出してくれたことがうれしいですね。

共にオーストラリア。そういえばオーストラリアネタはここでは初登場ですね。



みてんじゃねーつってんだろ! グルグルグル!


…的な。

おめーもうるせーって

コンニャロ

イテッ ヤメロッ

グルグルグル…
グルグルグル…
グルグルグル…


と、その時、ガサガサガサ…と茂みの向こうから


なんだありゃー!!?

グルグルグル…
グルグルグル…
グルグルグル…

じりじりじりと

グルグルグル…
グルグルグル…
グルグルグル…


おそるおそるだけど

グルグルグル…
グルグルグル…
グルグルグル…



グルグルグル… グルグルグル… グルグルグル…


あまりにかわいかったデビル。つい三体買ってしまいました。微妙な塗りの違いと、絶妙な姿勢によって、並べる角度次第で同一成型でもクローンっぽく見えないのがCollecta、Papo、Scheleichなどのいいところ。姿勢がありきたりだとこれが難しいのです。


ところでこれ(タスマニアデビル vs ヒクイドリ)って実際にありうるんですかね?確かヒクイドリはオーストラリア北東部からニューギニアにかけて、タスマニアデビルはタスマニア島のみに棲息(あいまい)。だとすると実際に遭遇することはない?

と思ったら、かつて人類到達以前にはオーストラリア本土にもタスマニアデビルが生息していたそうで、 ということはありうるか。

世界一やかましいと思われる獣と、世界一キケンといわれる鳥との出逢い。

どっちも気を付けてほしいものです。(でも一番キケンなのは、人類と病原菌だったのでしょうね。)

悲しいことに21世紀に入ってからも、感染症と人為的な理由から個体数が激減。新たに絶滅危惧種に指定され、近い将来野生の個体は絶滅するという見解もあるそうです。 このデビルも、寄付システム付きでもよかったのかも。とにかく治療法の確立と保護活動の成功を祈りたいですね。オーストラリアへ旅行の際はこちらをお読みください


追記:ふとカタログをみていたら、SAVE TASMANIA DEVILの文字が。サオラと同様、チャリティーになってるようです。さすがCollecta。

追記:ヒクイドリについて更に興味のある方は、NHK WILD LIFEの秀逸の作品『061 オーストラリア最古の森 巨鳥オオヒクイドリ 子育て奮闘記』をおすすめします。先ほどまた観ました。きれいな映像の多いWILD LIFEの中でも特に、映像の美しさ、ヒクイドリの生態の解説の面白さ、現状や保護活動の紹介など充実した内容に仕上がっている回です。WILD LIFEはしばしば再放送しているので、NHKプレミアムをチェックチェック!




さて、数回にわたってプレモが登場しないままですが、もちろんプレモ紹介はまだまだ続きます。今週は本編である "pax fantasica - 劇団 プレモ座"のほうで月替わり演目を制作していたため時間を取られてしまい、こちらは手軽に済む動物フィギュアを紹介させていただきました。ではまた。