その127
異なる教えとともに生きる人々。月の砂漠をはるばると。「型番不明 アラブの男と女とラクダ」。手足の形状や日焼けの仕方からするにかなり前のものと思われます。90年代前半か80年代?geneはeBayでこちらにひとめぼれして入手。コレクターブックでもネットでも見つけられず、型番不明。
色褪せや、ラクダの脚の緩みなど、難のある品ですが、それでも貴重なオールドプレモ。ケース内に飾ってあります。
女性の手前に写っているのは三葉虫の化石。ホンモノ。
アラブの商人らしき男と、水場に水を汲みに来た女性。そしてこちらは美しい織物の鞍をつけたヒトコブラクダ。
バックにフタコブラクダが写っているのはご愛嬌。元来アラブ圏にはフタコブラクダはいません(移入されたものは除く)。英語でBactrian Camelというだけあって、中央アジアの高山地帯が原産。だから毛皮もふさふさです。キルギスなどシルクロードで活躍したのはフタコブのほう。対してアラビア半島や北アフリカはヒトコブです。
A boy meets a girl in Arab.
不思議な石(化石)の前でばったり。
「君はこれが何だかわかるかい?」
「いいえ、まったく。神はなぜこのようなおそろしげなものを造られたのでしょうか。」
三葉虫の化石は東では四川省、西ではモロッコが有名な産出地です。
おまけ:うっすら映る七宝のラクダはドバイの市場で購入。た・だ・し 売っていたのはフィリピンから来た女性たち。恐らく、生産地もアラブではないと思われます^_^; でも土産物の定番?ひとつ約5ドルです。