2015年2月3日火曜日

その332 


Feb 2nd
 Pennsylvanian time, yesterday.


6 more weeks!?

Woodchucks?



Groundhog Day、
 つまりウッドチャックの日、とは?


アメリカはペンシルベニア州のドイツ系住民を中心に祝われ、いまや全米で認知を得た春のお祭り。

そう言えば何度かTVで観ましたがすっかり忘れてました^_^; CNNのTweetでふと。

2月2日の朝、冬眠から目覚めて穴から出てくるウッドチャック。その日が曇りならもう春、晴れならウッドチャックがまたひと眠りするからプラス6週間の冬。という民話なんだとか?

なんでも起源は、アイルランドやスコットランドで大地と豊穣の女神Brigidのお祭りとして祝われていたImbolcなる祭日にまで遡れるそうです。


なぜ2月2日なのか?(一日遅れました^_^;)

なんとこの日は、冬至 Winter Solstice と春分 Vernal Equinox の中間の日。春分を春の訪れと考える文化も多いのですが、古くアイルランド、スコットランド、マン島あたりではこのImbolcの方を春の始まりと捉えていたそうです。しかも旧石器時代から‥

ウッドチャックに託して、もう春か?まだ冬か?を占うのは、この二つの伝統の共存からうまれたものとする説もあるそうです。

Hello, Brigid!

Groundhog Dayは、ペンシルベニア州に伝わるペンシルベニア・ドイツ語[Pennsylvanian German]で言うと

"Grundsaudaag
  Murmeltiertag"

このお祭りのあいだ、ペンシルベニア・ドイツ語しか喋ってはいけない、英語喋ったら罰金!なんていう遊びもあるのだとか。

なぜドイツ語なのか?

ケルトなのに?アイリッシュ、スコティッシュなのに?ん??


…その答えはハンナおばあちゃんのみぞ知る…(笑)



「6318 Alpine Animals (add-on)」から。つまりこの二匹は実はヨーロッパ産の"マーモット"であってアメリカの"ウッドチャック"ではありません。まあ、さすがにこれはおおらかにおおらかに(笑)

「Papo 50128 マーモット」。プレモランドさんでスタンプが貯まったのでいただいた一頭。こちらも、マーモットだそうです^_^;


ウッドチャックマーモットの一種なのですが、広くヨーロッパからアメリカ大陸の山岳部に棲むマーモットたちのうち、ウッドチャックは北米の東半分を中心に平野部に棲息する種(亜属)です。

WoodともChuckとも本来は関係なく、アパラチア山脈に棲んでいたアルゴンキン語族の言葉を話す先住民たちの言葉で、"穴を掘る者"を意味する"wuchak"という言葉が名前の由来なんだとか。

高山に住むマーモットと平地に住むウッドチャック。ということは、『山ねずみロッキーチャック』は、"ロッキー"がロッキー山脈由来だとするとちょっとヘンな名前だということになります。原作であるソーントン・バージェスの"The Adventures of Johnny Chuck"は本来、バージェスの過ごしたマサチューセッツ州あたりの低地に棲んでいるウッドチャック、すなわち、グラウンドホッグなのですから。ま、おおらかにおおらかに。

バージェスのどうぶつものがたりはgeneが6歳から10歳くらいまでのあいだずっと共に暮らしていたシリーズで、これに出てくる動物たちは当時もいまも友達のように感じます。当時は日本語で読んでいましたが、アメリカにいるあいだに英語版もたくさん揃えることが出来ました。

そういえば…このプレモのマーモット君が手元に来たことで主人公級がほぼそろったと言えますので、そろそろやってみてもよいかもしれませんね、バージェス演目!(笑)


追記:なんと、Groundhog役のマーモット夫妻にこどもがいました!

えー

慌ててパッケージから出したがために、小さな袋に入ったチビマーモットにいま頃気付きました^_^;

というわけで、あらためまして、のそのそと這い出してきました、マーモットファミリー。



お、おや?この方は?

実はこの方は、ペンシルベニアともアメリカともドイツともちょっと関係は薄いのですが、うーん、まあしいて言えばバイエルン方面はもしかしたらこの方を知っているかも?むしろフランスはおそらくまちがいなく知っているでしょう的なある神さま。

詳しくは、Vernal Equinoxの頃にご紹介予定です(^_^)