その185
シンドバッドこと、「figure series 6 ボーイズ 6 シンドバッド a.k.a. アラジン」。シンドバッドとは、アラビア語で「インド風の」という意味。船乗りシンドバッド。インド洋を中心に活躍した船乗りのお話。アラビアンナイト、すなわち千一夜物語の登場人物のひとり。
船乗りも、ハラが減っては仕事ができぬ。
腹減る、ハラ減る、ハラヘル…
ファラヘル~
フムス~
最近は粉で売っているのか。スパイスの配合がわからんが、うまいらしいな(ホントにおいしいです。)
こちら、某輸入食材店さんで購入した、中東料理の定番、ファラヘル(Farafel)とフムス(Hummus)の素。外食で食べようとすると、国内だとトルコ料理屋さんで前菜的に頼むことが多くなるでしょうかね。
ファラヘルはヒヨコマメから作った揚げ団子。ベジタリアンの方が肉団子の代わりに食べるようなものと思ってもよく、味も意外にもお肉っぽい味がします。もっとさっぱりですが。
フムスは同じくヒヨコマメのペーストにガーリック、ゴマ、レモン、オリーブオイルその他スパイスを加えて作り、ピタパンなどに付けていただきます。
このパッケージはどちらも粉末状になったヒヨコマメ&スパイスたちが入っており、ファラヘルは水と混ぜて練って団子にして油で揚げる。フムスはさらに簡単で水と練り合わせるだけでできます。半信半疑で購入しましたが、、、うまいうまい!十分それらしい味になります。ただハラール認証シールは貼ってなかったようにも思います。最近はベジタリアン向けや健康食品として、かつてのTofu的にヨーロッパやアメリカでも親しまれるようになった両料理。あくまでも中東料理「ファン」のための製品かもしれませんね。
geneも大好きなトルコ料理はしばしば世界三大料理、なんて言われますが、そもそもトルコ(オスマン帝国)と中国(清朝)はどちらも多民族帝国、多民族社会だったわけで、各民族の料理のおいしいとこ取りなのですからそれは世界に冠たるコースメニューになります。中国料理は地域ごとに異なり、満漢全席なんて表現がありますが、中東もそうで、トルコだけでなく、アラブからマグレブ、ギリシアまで、旧オスマンの地域は、ジュイッシュの料理も含めて、似通ったところと地域差が混在しておいしさを彩っており、このファラヘルとフムスも、広い地域で食べられているものです。さらには中東以外でも。たとえばアメリカ西海岸の一部には、中東出身者やジュイッシュの人が多く棲んでいる街(シリコンバレーとか)があり、各国の中東料理を楽しめます。が、基本は同じ。デザート、甘すぎです。あ、そういえばペルシャ料理はちょっと違う味付けでした。アフガンのクルミの入ったナンと、羊を埋めた(?)ピラフは最高です。
ちなみに、「中東ではレバノンが料理が一番うまい国だ。」だそうです。レバノン出身の方が言っていました(笑)