2014年7月31日木曜日

その210 

尚輝&來未「やあ、楽しかったよ。ありがとう。Love&Peace!!」

グリドルの4人「こちらこそー。ありがとうございましたー。ラブピス(って言わないか…)。」

ジョディ=凛子「親父、じゃなくって父さん、かっこよかったよ。さすが往年の伝説マイクスタンド使い。」

アナ・スイ「か、かっこよかったッス、尚太郎さんっ!」

エンリケ「あの…本は…」

ウェザリポ「(義兄さん、あれはもうないってば。)」

エンリケ「絶版になったっていう、『海条 尚太郎の「ギターはこう弾けオラオラオラオラオラオラ」』、一冊持ってないですか?」

ウェザリポ「そっちかい!」

尚輝こと尚太郎「何を言ってるんだ、エンリケ君。君のギターも、ラップも、めちゃくちゃかっこいいぞ。速いし。速すぎるし。なんか世界が速くなってるように感じたよ。おれが教えられることは何もない。聴いたよ、"DISC"時代のCDも。おれは『白蛇』、好きだよ。『それは天国で創られた』は、ちょっとオモいテーマだなあって思ったけど。」

エンリケ「あ、ありがとうございます!」

尚輝&來未「じゃ、君たちのギターは置いていくよ。楽器は大切にね。安南(anam)クン、分解しちゃだめだよ。」

アナ・スイ「じょ、尚太郎さんっ!お嬢さんを僕にくださいっ」

ジョディ=凛子「あんたどさくさまぎれに何言ってんのよっ。やれやれだヨ、まったく。」


そしてフィナーレへ…


グリドルと尚輝&來未「海条の…じゃなかった、会場の皆さん、ありがとうございましたー。

また遊びに来てね~。」

エンリケ「今年のフェス、良かったよな。」

アナ・スイ「ジョディ…。(泣)」

ジョディ=凛子「(ああ、うっとうしい。キライじゃないけどさー。勝手にペアルックとかはちょっとねー...)」

エンリケ「アナ、元気だせよ。おれ今度、『アナとの女王』って曲、書くからさ。」

アナ・スイ「う、パクリ×パクリだし…」

ジョディ=凛子
「あー、こいつ泣いてるし…やれやれだヨ」

アナ・スイの黒いギター「(この人たち、技術はあるんだけど、なんだかいっつもウワの空なんだよね~。楽器にはそれが伝わるぜ。それを超えたとき、また新たな歴史が始まる。しかしまだまだだな、きっと。)」

エンリケの赤いギター「(でも、時の流れは速いものだ。いや、この子たちがその気になれば、もっともっと速くなる。その先の世界で何が待っているか、それは誰にもわからないよ。)」

ウェザリポ「(ジョディ、まるくなったなあ。服はとんがってるけど。さっき、お父さんって言ってた。初めて聞いたよ。やっぱり、フェスに尚輝さん呼んでよかったな。

アニキも褒められて喜んでたし、めでたしめでたし。さ、帰ってヤドクガエルと遊ぼうっと。カエルっ、帰るっ。さ、片付け片付け…)」

アナ・スイ「…。」


ウェザリポ「あ!アナ!ダメだって!さっき尚太郎さんも言ってたじゃないか!こ、コラ!コラコラコラコラコラコラ!」

アナ・スイ「ガチャガチャガチャ…」

ウェザリポ
「う、うわー!
白鍵と黒鍵がバラバラに!」


尚輝「何やってんだか。やれやれだな。じゃ、おれたちはそろそろ行くよ。トライクのエンジンもあったまってきたところだぜ。」

ジョディ=凛子「(いまのたぶん、金田のマネのつもりね…。)」


尚輝&來未「じゃあな!アリーヴェ・デルチ!」

グリドル「(あ、意味ないところでイタリア・クオーターをアピールしてる…)ア、アリアリアリアリ…またね~。」

尚輝「来年もまた来るぜ~」グリドル「え、え~~~~!?ホントに!?」


次の演者のカリビアン・ブラザーズ 兄 エル・ビロン「尚輝&來未、かっこよかったな。ホンモノ観れるなんて、ラッキーだな。グリドルもよかったし。」

弟 エル・ミロン「ビロン兄ちゃん、次はいよいよおれたちだね!」



兄「おれたちもきょう、伝説になるぜ!」
弟「おう、漆黒の秘伝説!」

(おしまい)