2014年7月7日月曜日

その193 

前回の続き)

「先輩、観測とか調査って楽しいっすね。」

「おまえ、、おまえの仕事は採集なんだろ?スペースジェイドとやらの。」

「ま、まあ、そうなんですが、僕は宇宙を旅しながらいろいろ観ていろいろ調べていろいろ集めてってのが好きなんですよ。」

「ほらこれ、僕が地球で使っているCELESTRONの天体望遠鏡の接眼レンズです。」

「…で?」

「い、いや、ちょっとでも宇宙らしいものをと思って…。」

「…。」

「ん?」

「え!?」

「いや、なんか気配が…」

「ええ、しますね…」




「なんというか、違和感が…。」

「宇宙じゃない気配ですね…。」

「ズレ感というか?」

「イヤな気持ちじゃないんですけど…。」

「う、うわーーーー!」



「なんだ!?」

「なんですか、あれ!?!?」

「し、知らん!が…





…ラマじゃないか、あれ?」



「なんでこの星に…」




「センパイ。」

「なんだ?」

「だからやっぱりどうせなら宇宙っぽいほうがいいでしょ?」

「…いや、おれは実はありかと思った。スペースラマ。なにせラマっつったら『Wizardry』の5にも出てくるんだぜ。迷宮にラマ。だから惑星にもラマ。ラマは突然出てくる。昔、アメリカのふつうの農村のふつうの牧場地帯を走ってたら突然ラマが居てド肝を抜かれたが、あんな感じだ。めちゃくちゃさが、たまらん。」

「はあ、そんなもんですか。」



…以上、三回に渡ってBGMは、Dettinger『INTERSHOP』でお届けしました、、、と言いたいところですがこのフザケたアストロノーツたちにはもったいない(笑)のがこの楽曲。ドイツのKOMPACTというレーベルで活動するケルンのアーティストで、このCDは1999年5月7日発売。

ついこのあいだ15年経ったのですね~ 実はプレモアストロノーツたちの写真は前回の時計をご覧いただくとわかるとおり(この公開からは二か月もさかのぼる^_^;)5月3日に撮っていますので、ちょうどこその頃に15歳を迎えたのだと思うと、なんだか感慨深いです。

アンビエント・エレクトロ・ポップとサイトにも書いてありますね。めちゃくちゃ静かで、めちゃくちゃ引き込まれ、めちゃくちゃ居心地良くなる曲です。深夜の友。でもこれで目覚めたい気もする。

…残念ながらSOLD OUTと書かれています…が、なにやら視聴ガジェットを貼り付けられるコードがあるような…。

では、次回、もう一度アストロノーツ君が登場し、フザケてないところを証明しますので、その時にはこちらを貼ってみましょう。


(つづく)