その195
(その191 三大陸の魔法使いコントのおまけ)「なにかあったっけ?」
「あ、うちのほうはアレかなあ。」
「あーーー、やっぱいい、聞かない。」
「4749 呪医(special)」と「3250 ウェスタンセット」からの呪術師。
「うちはコレだよ。」
「あー、ソレね。」
「そうそう。」
先週末の三大陸魔術師コントのおまけ編は西方大陸の呪術師ふたりです。
新大陸の"風神"&"雷神"というウワサも…
おまじないに使うのか、おまもりアニマルも多数終結。
フェティッシュ。ズニ族の制作する石の工芸品。
左から、バッファロー、モグラ、ビーバー、アナグマ、そして熊。
後ろはぬいぐるみですが、同じくサウスウェスト地区のネイティブアメリカンの伝説に登場する、サンダーベアです。模様が雷になっています。
「それって、どうなの?きもちわるくならないの?」
「やみくもにってわけじゃないからね。精進潔斎して、心を研ぎ澄まして、大地に感謝しながらの、ふーーっと、てな感じで。」
「ふーん。で、クマは乗り心地いいの?」
「そっちこそあれはどうなのよ。アタマ痛くなったりしないの?」
「しないよ。一族の医者やってるおれが処方した人だけしか飲めないし。」
「ふーん。たいした自信だね。」
「ズルは禁止。」
こちらがフェティッシュのサンダーベア。
元気をくれます。
同じくフェティッシュのアナグマ(バジャー!)
背中にターコイズが載っています。
あと、眼もターコイズ。
低い姿勢で、すべすべしていて、手に持っているだけで幸せな気分になります。石の力というのは加工されてなんぼだなと感じます。
「フェティッシュ、どれが一番好き?」
「いや、好きとかそういうものだっけ、これ。ひとつひとつに意味があるんだろ?」
「おれはアナグマが好きー。」
「人の話を聞けよっ!」
「タトゥーもおなじまいだよ。」
「羽飾りもな。それにこの盾の絵柄も。すべてに意味がある。」
「でも、単にかっこいいからっていうのもあるよね。」
「うん、まあ、ある。」
「このバッファローはよくできてるよね。」
「天然の石の形を活かしたタイプだね。」
「ツノのターコイズと本体の色のバランスもよいね。」
「色合わせならビーバーの尾のインレイがいいよ。」
「モグラは何か背負っているね?」
「そういう神話さ。」
「大地の恵みに感謝。」
「感謝。」
(おしまい)